2015年10月
ねむの木の水晶以外の石について
ねむの木は、パキスタンの石を主に扱っています。
メインが水晶になりますが、
その他の石も扱っています。
カットストーンとして、
アクアマリン、クンツァイト、ペリドット、アメジスト、ラピスなど。
母岩から離れた原石として、アクアマリン、クンツァイト、トルマリンなど。
母岩付きの原石として、ルビー、ガーネット、トルマリンなど。
カットストーンはそのままアクセサリーとして使えますが、
カットはパキスタンでされたものなので、日本でカットされたものに比べ、
正直、1段落ちます。見た目や通常使いには問題ありませんが、クラックの入っているものや傷のあるものも中にはあります。10倍ぐらいのルーペで見ないとわかりませんが。
通常では全く問題がないので、アクセサリーに加工しています。そしてその分お買い得にもしています。商品説明にもそれは書いています。
原石はほとんど私が加工します。
私はできるだけ原石そのままを使いたいのですが、一応お化粧もしてあげないと、お客さんも手に取れないと思うので、宝石としての価値が出るように加工し、アクセサリーにしています。
本当の宝石をできるだけ大きなままで、手ごろな価格で身に着けていただきたいので、形が個性的なものが多いと思います。
知られていない石たちもあります。
加工すれば特色のなくなる石もあります。
石それぞれの個性を楽しんでいただきたいと思います。
水晶はほぼ原石のままです。
手を加えると水晶のお守りとしての意味がなくなると考えるので。
これは想いです。
私はお守りとして水晶は考えているのと水晶の個性が好きなので、あえて手を入れません。
ルビーの原石
というのもルビー自体が高価で、ほとんどカットされたもの、原石はありません。
なので、あきらめていたのですが、母岩についているルビーをはがしてしまおうと思いました。
私は母岩についているルビーは少し持っています。
先日も展示会で販売したのですが、母岩がついていても結晶が崩れていたりすると買い手がつかないので、
どうしようかと思案していたのです。

写真のものを含め、まず3つ母岩から取り出しました。

どこまでルビーが入っているかわからないので、周りを大きく切り取り、少しずつ削っていきます。
豆腐を切るわけではないので、なかなか削れませんし、ルビーを傷つけないように慎重に作業を行わねばなりません。
そして、ほぼルビーの取り出しを完了。

ルビー、一番大きいサイズは6.8g
一番色の濃いルビーは3.3g
一番小さなルビーは2.7gでした。
6.8gは、34カラット。
色が良ければうん百万円? キタ━(゚∀゚)━!
残念ながら世の中そんなに甘くないです。(笑)
まだ削る必要があるのでもっと小さくなります。
色は最高とは言えず、割れなどあり大きなままでは使えないので、はかない夢でした。(T ^ T)
でもこれでルビーが手に入ったので作品に仕上げるのが楽しみです。
いくつ作れるかな。
家で売れずに埋もれているよりも、作品となって皆さんのところに行く方がルビーも幸せだと思います。
できるだけきれいな作品にしてあげたいと思います。
乞うご期待。
水晶の話、その3
セルフヒールドとは水晶が成長していく過程で、何らかの原因で折れたり破損してしまった部分が自己修復して新たに結晶した水晶のことをいいます。
セルフ(自ら)ヒールド(癒す)という名のとおり、傷を癒してくれる水晶といわれています。
破損してしまった後も成長を続ける力溢れたとてもパワフルなエネルギーを秘めた水晶です。
セルフヒールドにもいろいろな形があります、写真のセルフヒールドは新しく成長したところが比較的大きいものです。もっと細かなものもありますよ。
初めはわかりませんでした。変わった水晶だなと思ったぐらいで。再度折れたところから成長していたなんて思いもよりませんでした。
スケルタル(骸晶)は、結晶内部に空洞が出来、まるで骨格が透けて見えているかのように層状に形作られた水晶です。結晶の輪郭部分が急速に成長し、内部の成長がこれに追いつくことが出来ずこのような凹んだ形になるそうです。一見すると浸食された蝕像水晶にも見える複雑な形状をした水晶です。凹んだ面が窓のような様子から別名ウィンドウ(窓)・クォーツなどとも呼ばれています。
ジャガレーとも呼ばれます。骸晶がいつの間にか骸骨と呼ばれるようになったのは面白いですね。
ジャガレーと呼ばれるのはワニの背中のようになっているからとか。写真の骸晶は単衣に写っていますが、何層にもなっているところも。これも不思議なものです。
この水晶の形ほどいろいろと言われるのはないのでは。
それほど変わった結晶だということですね。空洞があるので、細かな砂などが入り込みやすく、
洗ってもきれいに取れません。なかなかややこしい水晶です。(笑)
水晶の話、その2
なぜ、水晶だけこんなにいろいろな形があるのでしょうか。色についてはほかの石たちもバリエーションがありますが、これほど変化にとんだ形を持つ石は知りませんねぇ。だからこそ神秘を感じるのでしょうか。
ウィンドウ:ファセットと柱面の間に見られるひし形(ダイヤ形)を持つ水晶を言います。水晶は通常6つの面ですが、このウィンドウが第7面と呼ばれ、自分の奥深くの内面を見ることのできる窓だと言われています。現実世界と別次元の世界とを繋げてくれるともいわれているそうです。確かに本当に窓のようです。初めて見つけたときは驚きました。人が削ったのかと。
次に説明する、タイムリンクとの違いが分かりにくいものがあります。
光の当たり方で平行四辺形に見えたり、ひし形に見えたり微妙なのです。そんな違いも自分が納得できればいいのでは、と思っています。その水晶が気に入ったのならそれでいいと思うのです。
タイムリンク:ファセットと柱面の間に傾いた平行四辺形の面を持つ水晶を言います。
わかりやすい形の写真にしました。(笑)
右に傾いた平行四辺形はフューチャータイムリンク、左に傾いた平行四辺形をパストタイムリンクと呼ぶのだそうです。それぞれ、自分の未来と過去に導いてくれると言われていて、時空を超えた場所にアクセスすることができる石と言われているそうです。
過去に導いてくれともなぁと思うのですが、人によってはそれが重要な場合もあるのかも。
というより過去を知らなければ間違いがわからないのも確か。
なかなか奥が深いタイムリンクです。
石の特徴は明確にわかるものと、見落としてしまいそうなもの、いくつもの形が一緒にあるものなど、本当に見ていて飽きません。欠けているのかと思えば実はそれは欠けではなく成長の跡だったり。
まだまだ種類ありますよ。
水晶の話、その1
水晶には、クリスタルヒーリングやパワーストーンとしての意味を感じておられる方がたくさんおられます。
私も水晶を扱うようになって、いろいろな意味があることを知りました。いろいろな形の水晶を見ているとそういうこともあるのかなぁと思います。
私は最初に見つけたトライゴーニックという水晶を身に着けています。
心を落ち着かせてくれますし、信じることで積極的な自分が出てきます。
信じることで変わるのではないでしょうか。
トライゴーニックとは、水晶の先端部(ファセットといいます)に逆三角形が刻印されたものをいいます。肉体的な意識と高次元の精神を結びつける役割をしてくれると言われています。
なかなか珍しい水晶だそうです。水晶の表面が酸で溶けてできると言われますが、溶けたにしては表面がきれいすぎるものもあるので、より神秘を感じますね。この写真は私のトライゴーニックです。

イシス:ファセットに見られる五角形の面をイシスといいます。イシスは古代ギリシャの女神の名前ですが、なぜ五角形がイシスなのか。それは古代ギリシャの人々にとって重要だった星、シリウスと同一視されていたからのようです。女性的な優しいエネルギーにより傷ついた心を癒す働きがあると言われています。

綺麗な五角形を見ると本当にきれいだと感じます。形が崩れていても五角形ならいいと言われています。
このタイプの石たちも10月10日~12日の「石ふしぎ大発見展京都」に持っていきます。
よかったら見に来てください。
これ以外にもいろいろ出品します。
これから水晶などについて書いていきます
水晶の成分は一種類なのですが、できる時の温度や時間、環境、不純物でいろいろな水晶になります。
形だけでも大きく分けて2種類、棒状のものと粒状のもの。
色のついたものと透明なものやごちゃごちゃいっぱいのものや形の崩れたもの。
いろいろな変わり水晶があるので、昔の人はいろいろな名前や効能を付け加えました。
正直、ほんとかなぁというような効能やお話もあります。
現代科学で効能を証明できないことは効能がないのでしょうか。
証明できなければ、見えなければ存在しないとは言えないと思うのです。みんながみんな体感できないこともあるかもしれないのです。
宇宙空間で、計り知れないほどの長い時間の中で作られた物質が集まって45億年前に地球が出来ました。
水晶や宝石はほとんど地球で生まれたものですが、人間の時間をはるかに超えた時間を経て、これからも地球がなくなるまで存在するはずです。
これから、いろいろなタイプの水晶やほかの石たちの話を紹介していきたいと思います。
科学的事実と聞いた話や本に載っているものなど、逸話も書いていきます。
信じるか信じないかはご自由です。
私は信じたいと思います。
私が経験できなくてもほかの人が経験しているかもしれないので。

水晶です。
中に蛍光物質がはいっていて、紫外線を当てると光ります。
これはグリーンに光りますが、赤いものもあります。